春彼岸会 〜2019〜
2019.03.26 お寺
- お彼岸・・・
春分・秋分を中日とし、前後各3日間を合わせた期間をいいます。
今年は3月18日が彼岸入り
21日が中日、24日が彼岸明けでした。
彼岸という呼び方は「到彼岸」の略した名前で、
これはサンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」という言葉の訳です。
到彼岸とは、「あちらの岸(あの世)」のことを指し、悟りの世界だとされます。
それに対して、「こちら側(この世)」には迷いや苦悩に
満ちあふれている世界だとされています。
お彼岸の期間はご先祖を供養するだけではなく、自分自身の修行期間でもあります。
これを「六波羅蜜(ろくはらみつ)」といい、1週間かけて修行を行います。
*布施・・・他人に親切にする
*持戒・・・決まりや約束を守る
*忍辱・・・我慢することを学ぶ
*精進・・・何事も努力する
*禅定・・・落ち着いた生活をする
*智慧・・・物事を正しく判断する
自坊では中日にあたる春分の日に毎年
春彼岸の法要をおこなっています。
読経後は恒例の百万遍念佛(ひゃくまんべんねんぶつ)をおこないました。
円陣を組み伏せ鉦に合わせて念仏を唱えながら大数珠を繰る『大念珠繰り』で
家内安全、疫病退散、無病息災などを祈願します。
今年は近所の他宗派のお坊さんも参加してくださいました。