お釈迦さまの話 〜その3〜
2018.02.06 お釈迦さま
2月になり、一段と寒さも厳しくなりましたね。
ここ数日、熊本でも粉雪がちらほら舞っています。
今回のブログは久しぶりに「お釈迦さまの話」です。
最近何かと世間を賑わせている
日本の国技『相撲』
実はこの相撲も仏教と深い関わりがあるのです。
お釈迦さまがまだシャカ族の王子だった頃の話。
王子の住んでいるお城には
東西南北にそれぞれ一つずつ、計四つの門がありました。
あるとき王子はそれぞれの門から外出し、それぞれ4人の人々と出会います。
1.東 → 老人
2.南 → 病人
3.西 → 死人
4.北 → 修行僧
お城の中で何不自由なく暮らしていた王子は、老人も病人も死人も見たことがありませんでした。
門を出たことで初めて、「生老病死(しょうろうびょうし)」(四苦)を知ったのです。
最後に出た北の門での修行僧との出会により、王子は「出家」を決意します。
この逸話を「四門出遊(しもんしゅつゆう)」といいます。
ちなみに四門出遊の東→南→西→北の順番ですが、
麻雀の「トン・ナン・シャー・ペー」と同じなんです。
これは古代中国の「陰陽五行(いんようごぎょう)」思想と結びついています。
この陰陽五行の思想は、日本にも多大な影響を与えていくことになるのです・・・。
さてこの陰陽五行の思想が日本の相撲とどう関わり合っていくのか・・・
続きは次回のブログで🙏