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10月の言葉

2018.10.01 掲示板

10月の言葉

『絶望は空しい

しかし

絶望のない人生も空しいのだ』

〜岡本太郎のことば〜

 

『太陽の塔』で有名な日本の芸術家

岡本太郎氏の言葉です。

「絶望を彩ること、それが芸術だ」

絶望があるからこそ、絶望のない人生が輝くのでしょう。

 

岡本太郎氏といえば、油彩や造形作品が有名ですが

 

実は書にも精通しており書作品も多数残しておられます。

黒墨と色墨を自由に使った絵画的な書作品。

一般の書家ではなかなか書けない作品ですね。

私も今度、岡本太郎氏の書を臨書してみたいと思っています。

 

 

太郎氏は

「そもそも字と絵の表現は一体のものだった。象形文字のいわれや変遷などをたどらなくとも、

無心に楽しんで字を書いていると自然に絵になってしまう―」

 

「真白な紙の上に、黒々と線を走らせる。

 そこになまなましく人間の生命感が躍動する。

 『書』には、絵を描くのとはまた違ったよろこびがある。

 だから私はよく、筆を持つ。

 絵だか字だかわからないような字が、躍り出る。

 字は誰でも書く。書けるものだ。

 書になっていようが、いなかろうが、かまわない。

 平気で、無条件に己をぶつけ、線を引いてみたらいい。

 筆と墨、あるいは無限の彩りで。」

という言葉を遺しています。

 

 

そういえば先月末から「太陽の塔」のドキュメンタリー映画も公開されていますね。

私も観に行きたかったのですが、残念ながら熊本では上映されないようです。

 

http://taiyo-no-to-movie.jp