お知らせ

4月8日は『花祭り』🌸

2017.04.04 お知らせ

4月になりましたね。

昼間、境内の作務をしていると

少し汗ばむくらいの陽気です。

先日、万日山に登った所、山の桜も七分ほど咲いておりました。

 

さて4月8日は『花祭り』

「花祭り」とはお釈迦様の誕生を祝うお祭りで、

鎌倉時代以降から仏事として行われてきました。

もともとは『灌仏会』(かんぶつえ)と言っていましたが、

明治時代以降、花祭りと呼ばれるようになりました。

また別名、仏生会(ぶっしょうえ)、龍華会(りゅうかえ)、降誕会(こうたんえ)などとも呼ばれます。

 

花まつりでは「花御堂」(はなみどう)に祀られたお釈迦様の仏像に

頭から柄杓で甘茶をかけて拝みます。

この「花御堂」はお釈迦様が生まれた地とされる「ルンビニの花園」をあらわしています。

 

なぜ甘茶をかけるかというと・・・

お釈迦様が誕生したとき、

「空から9匹の龍が現れ甘露の雨を降り注いだ」

という伝承に由来しているのです。

 

甘茶は甘茶ヅル」という植物からつくられています。

お茶に砂糖を入れている訳ではありませんよ〜!

 

甘茶をかけるようになったのは江戸時代からで、

それ以前は「五香水」という5種類の香水を合わせた水を使っていたそうです。

 

この甘茶ヅルを赤ちゃんの頭に擦り付けると元気に育つと言われたことから、

花まつりは子供のお祭りともいわれています。

 

また

花祭りでは、「白い象」を子供たちが引く「稚児行列(ちごぎょうれつ)を行うこともあります。

その由来は

お釈迦様の母、マーヤ様が白い象がおなかの中に入る夢を見て、

お釈迦様を身ごもったと伝えられており、

白い象が夢の中に出てくるのは、尊い方が生まれる証と信じられていました。

そんな由来から、花祭りには白い象が登場するのです。

 

来迎院では4月6日(木)の午後から花御堂の飾り付けを行います。

どなたでも自由に参加できますので、興味のある方は是非ご参加くださいね。

 

そしてお知らせ、

来迎院のオリジナル写仏 第2弾が完成。

 

第2弾は花祭りに合わせて、誕生仏であるお釈迦様。

今回は細かい線が少ないので

小さいお子様やお年寄りの方にもなぞりやすいと思います。

花祭りに参加して頂いた皆様にお配りしますので、

お誘い合わせの上ご参加ください。