SDGs

技能実習制度を学ぶ講習会

2022.11.21 SDGs

技能実習制度を学ぶ講習会

・5月
『技能実習制度の仕組みと問題点について』
講師:中島眞一郎
(コムスタカ外国人と共に生きる会 代表)

・8月『ベトナム人技能実習生孤立死産事件と死体遺棄罪』
講師:石黒大貴
(弁護士 熊本中央法律事務所)

・11月
『失踪した技能実習生のその後』
講師:斉藤善久
(神戸大学大学院准教授 神戸ユニオン・執行委員長)

技能実習制度の問題点を学ぶ
講習会を全3回にわたり開催、
全国のべ100人方々に受講いただきました。

ご講師の皆さま、
ご参加くださいました皆さま
誠にありがとうございました🙏

外国人技能実習制度とは、外国から一定期間技能実習生を受け入れ、
日本の技術や知識を学んで本国の発展に生かしてもらうことを目指すものです。

しかし、その実態は賃金の不払いや過重労働、暴行、セクハラといった、
技能実習生に対する人権侵害が後を絶たず国際社会から「現代の奴隷制」とまで呼ばれています。

現在日本は400万人近い実習生を受け入れており、その方々の労働によって多くの暮らしが支えられています。

しかし、実習生には人として保障されているはずの職業選択や居住移転の自由、
妊娠や出産に関する自由が実質的に認められていないといえるでしょう。

彼、彼女らは労働力である前に一人の人間であり、人としての尊厳が当たり前に守られるべきです。

一旦シリーズ講習会は終了となりましたが、今後も継続して
技能実習制度の仕組みや現状、人命や人権について考えるきっかけをお寺から作っていければと思います🙏