お寺

寺業計画書

2019.01.31 お寺

実は去年の4月から

社団法人「お寺の未来」が運営する「未来の住職塾」

で、博多クラス 第7期生として1年間学ばせていただいておりました。

 

目次

未来の住職塾とは?

未来の住職塾は、お寺の永続を導く寺業計画を策定し、
その実現を力強く支援します。

将来に不安を抱えるお寺が増えています。人口の減少、家計の悪化、宗教法人への厳しい目など、お寺を取り巻く環境は厳しさを増すばかり。法要の参拝者は減り、檀信徒は次世代に引き継がれない・・・ いまや、お寺も選ばれる時代。しかし、不安を抱えながらの現状維持の継続も、焦りによる場当たり的な行動も、お寺を危険にさらします。時間やお金などが限られた中、お寺を次世代へ確実に存続・発展させるためには、確かな方法論や情報に基づいた具体的な計画が必要です。

未来の住職塾では約350の寺業計画書®の蓄積に加え、200ヶ寺・約3,000名の檀信徒から得た最新の分析データを用い、お寺の本質を守りながらも社会環境の変化に対応した、実現性の高い寺業計画の策定を支援します。

〜『一般社会法人 お寺の未来』より引用〜

 

 

全6回のカリキュラムを通して、さまざまな角度から

とことん自分のお寺と向き合い

そして自坊でしかできない「寺業計画書」を作り上げていきます。

 

宗派や地域も違う、さまざまな立場(住職・副住職・坊守など)の方々と交流を持てるのも

この住職塾のメリットのひとつです。

いやむしろ、こちらの部分が住職塾の大きな価値であると思います。

宗派を超えて(超宗派)、本音で語り合える場というのは他ではなかなかみられません。

 

仏教そしてお寺という繋がりの中で、メンバー同士がお互いを認め合い、高め合いながら

毎回受講できたことは、私にとって大きな財産です。

 

そして昨日、1月30日は博多クラスの寺業計画書の発表日でした。

朝から夕方までみっちりでしたが、自分、そしてメンバーの発表ともに

最後まで無駄のない、最高の学びの時間となりました。

 

発表後の質疑応答では目から鱗のアドバイスをいただけたり、

いや毎回の講義でも常に目から鱗、気付きの連続だったなぁと、思い返しながら

有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

このような学びの機会を与えてくれた「未来の住職塾」

そして松本紹圭塾長をはじめとした講師の先生方、そして運営スタップの方々、

1年間本当にお世話になりました。心より感謝しております。

 

そしてともに学んだ博多クラス7期メンバー、

1年間ありがとうございました。

今後ますますのご活躍を心から祈念しております。

 

なんと住職塾はこの第7期を持って終了だそうです。

こんな貴重な「学びの場」がなくなるのはとても寂しいですが、

また新たなプロジェクトが立ち上がり、サンガ(未来の住職塾卒業生)を中心とした

新たな取り組みもいたるところで動き出しているようです。

 

 

この寺業計画書が完成したことで、ようやく私もスタートラインに立てた気がします。

これから計画達成を目指して一歩一歩進んでいきたいと思います。

 

來迎院は

開かれたお寺

誰もが「ふらっと立ち寄れるフラットなお寺」を目指します。

 

大宝山 來迎院  副住職