お釈迦さま

お釈迦さまの話 〜その1〜

2017.05.12 お釈迦さま

以前のブログでお伝えしたとおり、

今回は仏教の開祖『お釈迦様』について書いてみたいと思います。

まずは呼び名

・お釈迦さま
・仏陀(ブッダ)
・釈迦牟尼
・釈迦牟尼世尊(釈尊)
・釈迦如来

このように色々な呼び名があるわけですが

まずは、それぞれの名称について説明したいと思います。

 

・お釈迦さま
『釈迦(しゃか)』とは紀元前5世紀頃、インド北部にあった
小さな国を治めていた部族の名前。つまり『シャカ族』のことです。
そしてこの国の王子が後の『お釈迦さま』になります。
『さま』は敬称。
ちなみに本名は「ゴータマ・シッダールタ」といいます。
「シャカ」も「ゴータマ・シッダールタ」もサンスクリット語の
発音を音写していますので

「シャーキャ」、「ゴータマ・シダッタ」「ガウタマ・シッダールタ」
とも表記されたりします。

シャカ族のゴータマ・シッダールタ=『お釈迦さま』ということになりますね。

 

・仏陀(ブッダ)
『ブッダ』は『悟った人』という意味です。
なので、悟りを得た人は全て「ブッダ」になりますが
一応「お釈迦さま」だけがブッダと呼ばれています。
「ブッダ」もサンスクリット語で、中国語で音写すると
「仏陀」となります。

 

漫画の神様「手塚治虫」氏の作品の中にも『ブッダ』があります。

近年ではアニメ映画化もされました。

 

私も幼少期から手塚氏の漫画は色々と愛読していますが、

ブッダはオススメの作品の1つです。

ブッダの生涯を歴史的観点から描いた作品です。

ブッダを主人公にした漫画でこれほど面白い作品はないと思いますので、

まだ読んだことのない方は

1度読んでみては如何でしょうか?

 

では続きを、

 

・釈迦牟尼(しゃかむに)
『牟尼』は、「聖者」というような意味があるので
お釈迦さまは聖者だと讃えているわけですね。
牟尼もサンスクリット語です。

 

・釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)
『世尊』は釈迦の尊称です。
略して『釈尊』と呼ぶこともあります。

 

・釈迦如来(しゃかにょらい)
『如来』とは悟りを開き、煩悩が全くない状態で
「仏」と同じ意味です。仏像にはランクがあって、
その最高ランクが如来になります。

他にも阿弥陀如来・大日如来・薬師如来なんかがありますよね。
その下は「菩薩」になりますが、菩薩はまだ悟りを開いていない修行中の身です。
服装等にも違いがありますので、
仏像を拝観するときは注意深くみて観ると面白いかも知れません。

 

今回はお釈迦さまの名称について書いてみました。

今後のブログでも、少しずつお釈迦さまについて

書いていこうと思っています。